米国食品医薬品局FDAの評価と解説(日本語訳)をお知らせいたします。
■ セファクロル(商品名 ケフラールなど)
リスク分類「B」
生殖期の動物による比較試験(controlled studies)では、動物胎児にリスクはありません。
妊婦を対象とした充分な比較臨床試験はありません。
【胎児へのリスク】
動物実験では、胎児には無害でした。
セファロスポリン系抗菌薬は、妊娠中の使用は安全とみなされています。
ヒトに関する充分なデータはありませんが、本剤を妊娠初期に使用した場合、心血管系の欠損や口腔内の裂隙との関連性が疑われています。
【授 乳】
乳汁中に少量分泌されます。抗菌作用により乳児の腸内細菌が変化したり、乳児への直接的な影響が問題となります。
カテゴリ「A-X」については、
http://doc.s73.xrea.com/category/drugs/2004/08/coeee.html
のリンク先でご確認下さい。
FDA: A, B, C, D, X
TGA: A, B1, B2, B3, C, D, X
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