米国食品医薬品局FDA、オーストラリア厚生省治療製品管理局TGAの評価(安全基準)と副作用をお知らせいたします。
妊娠中の時期によって、お薬の毒性や副作用の発現頻度が異なることがあります。米国 FDAでは、3期【First Trimester (初期) Second Trimester (中期) Third Trimester (後期) 】に分けられた報告となっています。この分類については、
http://www.sweetnet.com/happybaby.htm
などを参照して下さい。
「妊娠 と くすり」については、まず「おくすり110番」のページ
http://www.okusuri110.com/kinki/ninpukin/ninpukin_00top.html
をご覧下さい。詳しい解説があります。
一方、医薬品全般については、国立医薬品食品衛生研究所の「医薬品情報全般」のページ
http://www.nihs.go.jp/dig/jpharm4.html
のリンクなどをご覧下さい。
妊娠中に安全に使用できるおくすりの選択に際して、ホームページ主催者の意見に従うだけでよいものではありません。主治医、かかりつけの薬剤師によくご相談下さい。専門医の意見も参考となります。
もし、ご心配であれば、オーストラリア医薬品評価委員会・先天異常部会の「妊娠中の薬のリスク評価」
http://www.tga.gov.au/docs/html/mip/medicine.htm
の情報をご覧下さい。
この「オーストラリア基準」では、カテゴリーAが最も安全です。
http://www.okusuri110.com/kinki/ninpukin/ninpukin_03-03.html
より多くの医薬品についての安全性情報は、
http://www.safefetus.com/index.htm
が便利です。「FDA薬剤胎児危険度分類基準」
http://www.okusuri110.com/kinki/ninpukin/ninpukin_03-02.html
に基づく評価が表示されます。
たとえば、アレルギー性鼻炎、目のかゆみに対して、抗ヒスタミン剤を使用する場合、chlorpheniramine(国内市販薬名 ポララミン®など)などが「オーストラリア基準」カテゴリーAですので、一時的な使用が可能です(ただし、本剤は喘息など他の病気があると、使用禁忌のことがあります)。「FDA基準」ではカテゴリーBとなります。
http://www.okusuri110.com/kinki/ninpukin/ninpukin_04-030.html
抗アレルギー薬は新薬が多いことや日本で使用されることが多いことなどから、大規模な疫学調査はほとんどないようです。オキサトミド、トラニラスト、ペミロラストについては、添付文書で妊婦禁忌となっています。
なお、
http://www.tga.health.gov.au/docs/html/mip/intro.htm
オーストラリアでは出生児25人当たり1人に異常がみられる。この出生時にみられる異常の一部(低頻度)は、妊娠中のお薬によって生じたものである。・・・・
One in twenty five (1:25) babies born in this country has a birth defect. A small proportion of these birth defects are caused by medications taken by the mother during pregnancy.・・・
で始まるページにカテゴリー(英文)があります。
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