合剤(トロピカミド・塩酸フェニレフリン)です。各成分の胎児、授乳時の影響は下記のとおりです。
ただし、点眼液による毒性、副作用ではありませんので、ご使用時は主治医にお尋ね下さい。
米国食品医薬品局FDAの評価と解説(日本語訳)をお知らせいたします。
■ 塩酸フェニレフリン Phenylephrine
リスク分類「C」
【胎児へのリスク】
いくつかの動物種では、催奇形性があります。ヒトを対象とした比較臨床試験はありませんが、妊娠初期では、目、耳に関した異常、指の欠損、内反足の関連性が疑われており、妊娠中すべての時期で、筋骨格系欠損、臍(帯)ヘルニアとの関連が疑われています。
子宮血管の攣縮、子宮筋を収縮させる分娩時の薬剤 (オキシトシン製剤) の作用増強により、胎児の低酸素症や徐脈を来たします。
【授 乳】
データはありません。
■ トロピカミド Tropicamide
リスク分類「未分類*」
【胎児へのリスク】
ヒトや動物の胎児に対する研究はありません。
【授 乳】
ヒトでは授乳による副作用の報告はありません。
注「未分類」とは ⇒ 本エントリ作成時、ホームページ上ではリスク分類(評価)「not available」となっています。リスクが評価、分類される時期については不明ですので、「未分類」の医薬品は safefetus.comなどでご確認下さい。
カテゴリ「A-X」については、
http://category.xrea.cc/drugs/000001.html
のリンク先でご確認下さい。
FDA: A, B, C, D, X
TGA: A, B1, B2, B3, C, D, X
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