computer vision syndrome (CVS コンピュータ ビジョン シンドローム) の原因として、ドライアイ dry eye が圧倒的に多いようです。
コンピュータ視覚症候群: レビュー.
Surv Ophthalmol. 2005 May-Jun;50(3):253-62.
Computer vision syndrome: a review.
Blehm C, Vishnu S, Khattak A, Mitra S, Yee RW.
Department of Ophthalmology and Visual Sciences, University of Texas at Houston, Hermann Eye Center, Houston, Texas, USA.
[要約の邦訳]
コンピュータが日常生活の一部になるにつれて、ますます多くの人々がコンピュータ使用に伴ういろいろな目の症状を経験するようになっています。
eyestrain 眼精疲労 tired eyes 疲れ目 irritation 目の刺激症状 redness 目の充血 blurred vision かすみ double vision 複視
を含む諸症状は、まとめて コンピュータ視覚症候群 computer vision syndrome と称されます。本論文では、症候群の特徴と現時点で利用可能な治療法を記載します。computer vision syndrome の諸症状は、眼性 (眼表面の異常または目の調節痙攣) および/または、眼外性 (人間工学的) の病因によって起こる可能性があります。しかしながら、computer vision syndrome 諸症状の主因は圧倒的に ドライアイ dry eye のようです。照明、グレア、ディスプレイの質、リフレッシュの頻度、放射線などのいろいろなディスプレイ特性による視覚効果についても論じます。治療に際して、目の治療とワークステーションの調整を組み合わせた多角的なアプローチを要します。適切な照明、グレア防止フイルター、コンピュータ・モニターの人間工学的な配置、規則的な休憩時間が視覚の快適さを改善させるのに役立つ可能性があります。潤滑剤を含有する点眼液や特殊なコンピュータ用眼鏡は、眼表面に関連する症状の緩和を助けます。computer vision syndrome を起こす過程をはっきりと解明し、これら原因を解決する有効な治療法を開発・改善させるために、より一層の研究が行われる必要があります。
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